本が好きで、作家になれたらいいなあ~とか思っている藍生(あをい)が、読んだ本についてや自作の小説について、だらだらと書き綴る日記です。 好きな本の趣味の合う方は、寄って行ってください!
 
 
 
 
 
 
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どすこい。 / 京極夏彦
 
 
【2005/11/30 22:39】
 
 
何故、数ある京極作品の中で、このブログで一番最初に紹介するのがこれなんだろう・・・

最初に、くれぐれも言いたいことは、京極作品をまだひとつも読んだことがなくて、これから読んでみようかな~と思っている人は、

絶対に!断じて!
何をどう間違っても!!


この「どすこい」を最初に読まないで下さい


少なくとも「京極堂シリーズ」と「巷説シリーズ」を読んでから、できれば既刊の本を全て読んでしまってから、手をつけるようにしてください。

これは、ギャグ小説です。

ギャグ漫画というのはありますが、ギャグ小説って・・ないですよね☆
でも、これはやっぱり「ギャグ小説」なんだと思います。

この本は、7つの短編を収録した短編集です。
それも、それぞれが超有名なベストセラーを題材にした、パロディものになっています。

①四十七人の刺客(池宮彰一郎)→四十七人の力士(新京極夏彦)
②パラサイト・イヴ(瀬名秀明)→パラサイト・デブ(南極夏彦)
③すべてがFになる(森博嗣)→すべてがデブになる(N極改め月極夏彦)
④リング/らせん(鈴木光司)→土(リング)俵・でぶせん(京塚昌彦)
⑤屍鬼(小野不由美)→脂鬼(京極夏場所)
⑥理由(宮部みゆき)→理油(意味不明)(京極夏彦)
⑦ウロボロスの基礎論(竹本健治)→ウロボロスの基礎代謝(両国踏四股)

タイトルを見るだけでも、いかに馬鹿馬鹿しいかお分かりと思います。

コレ、ほッッんとうに、下らない


とはいえ、面白くないということではありません。
文章はやっぱり京極先生らしい感じだし、何より、作者がとても楽しんで書いてるんだろうな~というのが感じられます。

構成は、7つの短編がそれぞれに関係しあっているというものになっています。
例えば、①が②の作中作として出てきますし、②の作者である南極夏彦は③にキャラクターとして登場します。同様に、③が④に、④が⑤に、⑤が⑥に、⑥が⑦に、作中作として登場しています。

ロシアのマトリョーシカみたいな感じでしょうか。
夢から目覚めたのに、また夢だった、とか。
そんな感じです。

そして、最後の⑦(ウロボロスの基礎代謝)には、①の四十七人の力士が関係してくるのです。

この辺り、とても京極先生らしいな~と思ってしまいます。
凝っているというか、単純なものは書かないというか。

ただ、それぞれの内容に関しては・・・

下らないです

いや、もう、何回でも言いますが、てゆうか、作者自身も作中でそう言ってるし。

全ての話に相撲取りがわさわさ登場して、暴れる、という。
簡単に言えば、それだけです。

最初の「四十七人の力士」では、相撲に関する薀蓄がまた長々と語られていたりしたので、その辺りはいつもどおり?と思いましたが、どつき漫才をしていたり、作家を苛める編集者が出てきたり。
やっぱりこれはギャグ小説です。

最後の「ウロボロスの基礎代謝」には現役人気ミステリ作家さんたちが、実名で登場します。
綾辻行人氏とか、二階堂黎人氏とか、法月倫太郎氏とか、もちろん、(名前だけですが)大沢在昌氏と宮部みゆきさんも登場します。
ミステリファンにはちょっと嬉しいですね。水木御大とか荒俣さんとか多田さんも出てくるので、妖怪ファンにも嬉しいでしょう。(^^;


とにかくこの本は、京極氏の他の作品を全て読んで、なおかつ「大極宮」も読んで、その後に読まないと、かなりショックを受ける可能性があります。
「京極堂」とか「巷説」とかしか読んだことがなくて、コレを読むと、結構引いてしまうかも。
事実、京極ファンの間でも賛否が分かれているのではないでしょうか?

私は、肯定派ですが。

この「どすこい」を読む前に、文庫で出ている「大極宮1~3」を読んでいたし、「妖怪馬鹿」も読んでいたので、京極先生って結構お笑い好き?というのが分かっていたから、こういうのも全然アリだな、と受け入れられました☆


それぞれのパロディの元になっている作品ですが、読んでいたほうが楽しめますが、別に未読でも全く問題はありません。
私はホラーがダメなので、「屍鬼」とか「パラサイト・イヴ」とか読めないです、怖くて。
なので、「すべてがFになる」と「理由」しか読んでいませんでしたが、全然大丈夫でした。
まあ、逆に、「どすこい」を読んで、元になった作品を読んでみよう、という気にも・・・なりませんが。



・・・次に京極作品を紹介するときは、真面目な作品をご紹介したいです・・・。


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Angel Heart / 北条司
 
 
【2005/11/28 21:42】
 
 
これ、ご存知でしょうか?

今回は小説ではなく、漫画です。
そして、この秋アニメ化された作品です。ちなみに、放送日は月曜の深夜1時ごろから(関西地区では)です。

実はこの「Angel Heart」は、「シティーハンター」の続編なんです。

現在は週刊コミックパンチで連載されていますが、私はつい最近までこの存在を知りませんでした。
たまたま本屋さんで手に取った本が、「こんなマンガがあったのか!―名作マンガの知られざる続編・外伝」という本で、その中で「シティーハンター」の続編として、「エンジェル・ハート」が紹介されていたのです。(他にも、キン肉マンの続編や北斗の拳の続編も紹介されていました。懐かし~)

「シティーハンター」は、私、めちゃめちゃ好きでした!
アニメも結構見てたし、ジャンプも読んでたし。
だから、その続編があると知って、思わず小躍りするほど嬉しかったのです。

ただ、続編とはいえ連載している雑誌も違うし、新しい物語としてスタートしているので、「シティーハンター」とは別の作品になっています。
雑誌が青年誌なので、絵も大分大人な感じだし、それに主人公は、冴羽リョウではなく、グラスハートという女の子になっています。でも、海坊主も出てくるし、冴子も出てくるし(署長に昇進しちゃってます)。


けれど、「シティーハンター」ファンにはとっっっても悲しいことが、ひとつあるのです。

何かと言うと、「エンジェル・ハート」には、香は出てこないのです。


なんと、交通事故で死んでしまっているのです・・・(T T)
しかも、リョウとの結婚記念の写真を撮りに行く途中で・・・。

これには私、マジで泣きました。

ふたりはなんかもう、気持ち悪いくらいラブラブで、すっごい幸せそうで・・・。
なのに・・・。
香が死んじゃうなんて・・・。
北条先生、ヒドイ・・・。(T T)

まあ、香の死があって、「エンジェル・ハート」の物語は始まるんですけどね。


あらすじは、こんな感じです。

香はリョウとの結婚写真を撮りに行く途中で、女の子をかばって事故に遭い、命を落としてしまいます。
香は生前にドナー登録をしていたので、その心臓は移植されることになるのですが、それが、病院への輸送途中に何者かに奪われてしまうのです。
そして、その心臓を移植されたのが、グラスハートという15歳の少女です。

グラスハートは台湾マフィアの組織に属する殺し屋でした。ちなみに“グラスハート”というのは本名ではなく、コードネームです。

グラスハートは夢の中で香の記憶を見ることになります。そしてその夢に出てくる男性、冴羽リョウに会いに、新宿にやってくるのです。


リョウの銃の腕は相変わらず凄いのですが、グラスハートもめちゃくちゃ凄腕の殺し屋で、ふたりは一緒に戦っていくことになります。

前半は台湾マフィアとの戦いで、その後はシティーハンターのときのようなショートストーリーになっています。

もちろん、「シティーハンター」を知らなくても充分楽しめると思いますが、やっぱり「シティーハンター」を読んでいた世代に読んで欲しいな~と思いますね。

ただ、やっぱし香が死んじゃうという設定は・・・。
結構受け入れられない、という人も多いみたいです☆


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大極宮
 
 
【2005/11/27 00:10】
 
 
京極ファン、宮部みゆきファン、大沢在昌ファンの方ならご存知かと思いますが、「大極宮」というのは、大沢・宮部・京極の3人が所属している「大沢オフィス」の公式ホームページのことです。

毎週金曜日に更新されるのですが、私はこの更新を毎回ある期待を込めてチェックしています。

それは。

「邪魅の雫」!!

です。

9月に起こった、「K談社がフライングをして勝手に発売日を発表しちゃって、京極氏を怒らせちゃった事件」以来、「大極宮」でもK談社のHPでも、全く情報がなかったんですよね・・・。


それが、ついに!やっと!!

今週の週刊大極宮の「厨子王の逆襲」でちょこっとですが、「邪魅」について触れられていたんです!!

いわく、現在佳境にさしかかったとのことで、発売は出版社の事情もあるので、余裕をもってゆっくりと佳き日を決める、ということでした。

てゆうか、出版社は事情も何も、一日でも早く発売したいんじゃないだろうか?まだ書きあがっていないのに、9月に出そうとしたくらいだし。

でも、私としては、ああ、ちゃんと書いてたんだ、良かった~(´∀`)って感じです。
ヘソ曲げて、書くのや~めた!とかいうことになってたらどうしようっって思っていたので、安心しました☆

でもでも、文章の感じからして、年内はやっぱり無理なのかなあ・・・という感じがしますね。
残念ですが、それは仕方ない。
年明け早々くらいには出るのかも知れないし、期待して待ちましょうッ!!

また分厚いの、期待してます!

・・・ちなみに、「大極宮」のちゃんとした読み方、どなたか教えていただけませんか??
「たいきょくぐう」って勝手に読んでるんですが、はたして合っているのか?正しくはなんて読むんだろう・・・??(@_@;)

☆★★大極宮HPはこちら★★☆

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野ブタ。をプロデュース / 白岩玄
 
 
【2005/11/25 21:13】
 
 
今、ドラマ化されて結構話題になっていますよね。本屋さんでも、文芸書ランキングで1位になっているのを見かけます。

この「野ブタ。をプロデュース」(以下「野ブタ。」)は、私にしては珍しく、話題作をリアルタイムで読んでいた作品です。
というか、実はドラマ化されて話題になる前、更に言うなら単行本として出版される前に、既に読んでいました。

どういうことかというと。

この「野ブタ。」という作品は、「文藝賞」という河出書房が行っている新人賞の昨年度の受賞作なのです。
「文藝賞」と言えば、有名なところでは、現長野県知事の田中康夫氏や、私も大好きな長野まゆみさん、それに、2年前に芥川賞を受賞して話題になった綿矢りささんなどが受賞しています。

たまたま、去年の文藝の冬号を買ったら、そこで文藝賞の発表がされていて、その時の受賞作が掲載されていたのです。
それでいち早く(?)読んでいた、ということなのです。


ドラマも毎週見ていますが、原作とドラマとでは大分設定が変わっています。

第一、原作の“野ブタ”は男の子です。
名前は、「小谷信太」くん。(ノブタと書いて、シンタと読む)
その外見たるや、もう大変。
デブでダサくて気持ち悪い。
転校初日に、クラス全員から嫌われ、即イジメの対象になってしまいます。
「信太」という名前と、その外見から付いた渾名(修二が名付けた)が「野ブタ」なわけで、そうなると、ドラマは女の子だし、別に太ってないし、「野ブタ」なる根拠がちょーっと薄い気がします。名前が「信子」だからっていうのは無理があると思うし。

それに、「草野彰」も出てきません。
もちろん、恋愛的な要素も大分少ないです。

ただ、桐谷修二のキャラは原作通りになっていると思います。(主役だし、当然か・・☆)


【以下、ネタバレしています。未読の方は要注意!】

原作は、修二の一人称の視点で語られています。

心の中では、クラスメイトを小馬鹿にして、いつも冷めた目で見ているが、そんなことは微塵も態度に出さず、常に人気者を演じている高校生、桐谷修二。
一見すると、友達と馬鹿騒ぎをして楽しそうに笑っているのに、一方では下らない、と毒づいています。
修二は毎日、「人気者の桐谷修二くん」という着ぐるみを着て学校に通い、友達に対して、「着ぐるみの修二くんショー」のお客さんとして接しているのです。

そんな修二のクラスに、転校生がやってきます。
それが、「野ブタ」です。

野ブタは、その見た目の気持ち悪さのせいで、転校早々クラスの全員に嫌われ、無視されます。
修二も関わらないようにしていましたが、ある日、たまたまイジメの現場に遭遇してしまい、やむなく野ブタを助けます。それがきっかけで修二は野ブタに慕われて、弟子にしてくれ、と頼まれるのです。

結局、弟子はイヤだけど、プロデュースするってことならいいよ、ってことになって、プロデューサー桐谷修二が野ブタをプロデュースすることになります。

もともとうわべだけで人気者を演じてきた修二は、自分自身を人気者にプロデュースしていたようなものなので、野ブタのプロデュースにも徐々にハマって行きます。

プロデュースは順調に進み、野ブタもいい感じにクラスに馴染んできます。

けれど、春休みが明けてから、歯車が狂い始めます。

その頃には野ブタはすっかり人気が定着して、クラスの女の子に告られるまでになります。

逆に、人気者の立場が危うくなってきたのは修二の方だったのです。
野ブタに人気を奪われた、ということではなく。
これまで友達のフリをしていただけだということ、常に人気者を演じていただけだということが、クラスメイトにバレてしまうのです。

手のひらを返すように冷たい態度に転じるクラスメイト達。
一方の修二も、もう軌道修正することができずに、裏の顔を出してしまいます。
最後まで優しくしてくれたマリ子も突き放し、修二はひとりになってしまいます。

結局、野ブタにも「卒業」を言い渡し、修二は学校を去ります。
そして、新しく転入した学校で、新たに「桐谷修二」のプロデュースを始めるのでした。


・・・というのが物語のあらすじです。

私が読んだのは投稿されたそのままだったので、本になったときには加筆修正されたかもしれません。


新人賞の受賞作がデビュー作になって、それがドラマになって、しかもめちゃめちゃ売れている、というのはどういう気分なんでしょう☆
もう、たまんね~って感じでしょうね。(><)
身の程知らずを承知で言わせていただくと、

うらやましいっっ!

しかも、作者の白岩氏は私よりも全ッ然年下だし・・・。
才能って・・・才能って・・・

ま、うだうだと愚痴る前に、とにかく書けよ!って感じですよね(汗)
才能云々を言う前に、まずそれ以前の努力を全くしていない私に、うらやむ権利はないッ

と、いうことで、今日もスローペースながら、続きを書きたいと思います☆

ちなみに、ドラマ主題歌の「青春アミーゴ」、結構好きですw
それにしても、最近のジャニーズのユニット名って・・・。
「タッキー&翼」だの、「修二と彰」だの・・・。
考えるの面倒臭いのか?!

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執筆中です。
 
 
【2005/11/24 22:02】
 
 
「執筆中」とか書いたらなんかプロっぽい~♪(←アホ)

もちろん、誰に頼まれたわけでなく、本になることもない小説を勝手に書いています、ってだけなんですがね・・・。

私、自慢じゃないですが、小説ってほとんど最後までちゃんと書き上げたことってないんですよねえ・・・(ほんっとに自慢にならん)
話を思いついたときは楽しくて、早く書きたい!とか思うんですが、書いてると途中で詰まっちゃって、なんか今書いてるのがすッごいつまんないと思ってきて、そのうち別の話を思いついちゃって、先に書いていたのはボツ!みたいな。

やっぱり、上手くいかなくても、つまらんくても、最後まで書き上げる、っていうことも大切なんですよね。
そう思って、今はできるだけ短い話を書くようにしています。
長いのだと絶対に挫折するから。

今書いているのは、完成すれば100~150枚くらいになる予定です。現時点で60枚くらいなので、約半分ってトコです。

私は書くのが超スローペースなので、年内に完成するかな~?というのはかなり怪しい状態です。
とはいえ、別に趣味で書いてるんだし、まあいっか、と気楽にやってます。
でも、もしちゃんと最後まで書けたら、一回新人賞とかに出してみたい!とは思います。
3月末に締め切りになる新人賞って、いっぱいありますよね。
100枚から受け付けているのは少ないかもしれませんが、いくつかあると思うし、もし、一次選考でも突破できたら、すっごい自信になるでしょうね!(無理だって・・・)
もちろん、締め切りギリギリまで推敲して、ちゃんと小説として形になったものを完成させたいです。

正直、内容は二の次で。

思いついたときは、いいかも!って思うんですが、書いていくうちに、絶対これ面白くない・・・って思い始めるんですよね。
でも、それだと絶対に最後まで完成させられないので、今はとにかく書き上げるんだ、ということを目標にやっていきたいんです。

我ながら、なんて低レベルな目標・・・(T T)

私は才能なんて全くないので、とにかくいっぱい書いて、ヘタな鉄砲も数打ちゃ当たる作戦でいくしかないので・・・。

これじゃあ、とても作家になんかなれそうにないなあ・・・
・・・どっかに売ってないっすか?ベストセラーが書ける脳みそ・・・


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半島を出よ(上) / 村上隆
 
 
【2005/11/23 22:37】
 
 
今、読んでいます。

去年出た、村上隆氏の「半島を出よ」です。

私は、基本的には本は図書館で借りて読みます。
・・・じゃないと、1ヶ月の本代がいくらかかることか・・・
狭い部屋がすぐに本でいっぱいになりそうだし。

なので、新作とか、話題作だとかを読むのが世間よりもかなり遅れてしまいます(汗)「ダヴィンチ・コード」も予約してるけど、なかなか来ないし、この「半島を出よ」も、まだ手元には上巻しかないのです。

ということで、今はその上巻の終わりにさしかかった辺りです。

まず、ざっくりとあらすじをご紹介します。

舞台は2011年の日本、福岡です。
この2011年には、日本はえらいことになっています。
インフレと円安で国家の財政は破綻し、国民はとんでもない犠牲を払わされます。
預金封鎖に始まり、40%の財産税、消費税は17.5%、街には失業者やホームレスが溢れ、世界第二位の経済大国を言われた国は、見る影もなく、貧乏国になってしまいます。
アメリカに見捨てられ、アジアからは孤立して、もともと食料自給率が低い国なので、貧乏になってしまったために食糧の輸入ができずに食糧難の危機に陥っています。

ね?怖いでしょう。
しかもこれ、2011年っていったら6年後ですよ?
もちろん、小説なのでフィクションですが、あながちただの物語だから、と思えない辺りが一番怖いのです。

現在の国の借金は、760兆円を超えています。(参照;日本の借金時計)地方の分や、特殊法人のものも加えると、1000兆円はかる~く超えてしまうそうです。もう、金額が大きすぎて全くリアリティがないので、よく一般家庭に例えて説明されているのを目にします。

つまり。
小泉さん(仮)の家の収入は、年間で500万円です。でも、この家族は物凄い浪費家で、一年で850万円も使ってしまいます。つまり、この時点で350万円のマイナス。これは当然、借金でまかないます。
毎年こんなことをしていると、当然借金はどんどん増えていきます。
そして、今現在、7600万円もの借金を抱えているのです。
しかも、返済するメドは全くたっておらず、新しい借金をして、古い借金を返す、という自転車操業状態です。
これはもう、どう考えたって、その先には自己破産しかないでしょう。
というか、とっくに破産していておかしくないのです。

さらにいうと、例では支出が850万円(実際は85兆円)としましたが、これは「一般会計」と呼ばれるものの金額のみで、その他に「特別会計」といわれるものもあって、これが一般会計の何倍もあるのだそうです。
もう、とんでもないですね。

それでもまだ破産していないのは、これが一般家庭や一般企業ではなくて「国家」だからなのでしょう。
会社だったら、倒産してます。第一、こんな会社にお金を貸す銀行なんてないですからね。

私は経済については、勉強不足で全く詳しくはありません。
この先も、景気が良くなったりして、なんとか破産しないで持ちこたえるのかもしれません。
もちろん、そうなって欲しいです。
けれど、この「半島を出よ」に描かれているようなことになる可能性も、充分にある、と私は思います。


なんか、話がそれました(汗)
あらすじに戻します。

そんな悲惨な状況の日本に、更にえらいことが起こります。

プロ野球の開幕戦の日、北朝鮮の武装兵士が福岡ドームに乗り込んできて、観客を人質にドームを占拠してしまいます。
その後500人近い北朝鮮兵士が福岡に上陸し、福岡市を乗っ取ってしまうのです。
彼らは、表向きは北朝鮮の反乱軍とされていますが、実際はその後ろで「将軍様」がしっかり糸を引いています。
そして、そんな北朝鮮反乱軍に対して、日本は北朝鮮側が想定したとおりの対応をしてしまい、いわゆる「思うツボ」という状況になっていきます。

さて、どうなる、日本!?

・・・てとこまで、読みました。

この中で描かれている政治家だの、官僚だののお偉いさん方は、政権の維持と自身の保身しか考えていなくて、国民、特に福岡市民のことなんて、これっぽっちも考えません。
とっっても、現実的ですねえ・・・。

もしも、この小説のような事態になったとき、本当にこの通りに日本政府は動くんだろうな、と思います。


村上氏の本は、実は初めて読んだんです。
他の作品は読んでいないので、それらはどうか分かりませんが、この「半島を出よ」だけに限って言えば、最初、ちょっと読みにくいなあ、と思いました。
台詞が文章中に組み込まれている箇所が多くて、改行も少なめだし、なんか、ぎっしり詰まってるー!って感じで。
まあ、読み進むうちに慣れましたが。

今日辺りで、上巻は読み終わる予定です。
問題は、下巻がいつ手元に来るのかっちゅうことです☆
でもこれは結構気に入ったし、手元に置いておきたいな、と思うので、もう買っちゃおうかな、って感じです。

早く続きを読まないと、上巻の内容忘れちゃうし(^^;


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京極夏彦
 
 
【2005/11/22 22:49】
 
 
まず一発目は、一番好きな京極夏彦氏のことにしてみます。


京極氏といえば、まず、ものすごく本が分厚いことで有名ですよね。あの分厚さゆえに敬遠されたりもしているのではないでしょうか。というのも、私もあの分厚さにビビッて、なかなか手を出せなかったひとりなんです・・☆
それに、表紙とかもなんか怖いじゃないですか(><)
私、ミステリーは大好きですが、怪談とかホラーとかは全くダメなんです。
噂に聞くに、妖怪とか出てくるらしいし、これは怖い話だ、と思い込んでいたこともあって、どんなに薦められても読む気になれませんでした。


でも、「姑獲鳥の夏」を友達に借りて読んで、ソッコーでハマりました。まあ、京極堂の薀蓄はかなりナナメ読みしましたが、ラストといい、今まで読んだミステリーとは全然違っていて、スゴイッと思いました。以来、「魍魎の匣」以降も順次読み進み、既刊はすべて読破して、今は新作待ちの状態です。

京極氏の作品を読んでいて、一番思うことは、「言葉の力を感じる」ということです。
「京極堂シリーズ」の京極堂にしても、「巷説シリーズ」の又市にしても、どうやったって二進も三進もいかなさそうなことを、言葉一つで解決してしまいます。すごいッス。めちゃめちゃ引き込まれるッス。



あんな小説を書けたらなあ・・・と何度思ったか知れませんが、まあ、到底無理でございます。

今はとにかく、次回作を待ち望む日々なのです。
・・・まだかなあ、「邪魅の雫」・・・


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はじめましてのご挨拶。
 
 
【2005/11/22 22:27】
 
 
まずは、ご挨拶、ということで。

このブログでは、私の読んだ小説や漫画、見た映画について勝手にごちゃごちゃ書いてしまおう、というものです。

一応、小説家になれたらいいなあ、と、物凄く身の程知らずな野望を持っているわけで、このブログを書くことで、ちょっとでも文章が上達したらいいなあ、という浅ハカな思いもあったりします。

よろしければ、お付き合いくださいませ・・・

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